自転車の選び方
子供乗せ自転車は子育て中のママにとってかなり便利なものです。
子供を乗せて走るものですから、安全面に注意して運転しやすい自転車を選びたいものです。
子供乗せ自転車を購入する際、まず初めに選ぶのは前乗せか後ろ乗せか、という点です。
前に子供を乗せられるのは体重15kgまでですが、後ろ乗せの方が比較的安定するため、2歳を超えていたら後ろ乗せから初めてもOKです。
子供を二人乗せなければならない場合は、3人乗り対応の「幼児2人同乗基準適合車」でなければいけません。
3人乗り対応は、3人分の体重を支えられるような強度、安定性が確保された自転車です。
今子供が一人でも二人目を予定している場合などは、最初から3人乗り対応にしておくと、買い替える必要がなくなります。
3人乗り予定の場合は、かなり重たくなるので、電動アシストの子供乗せ自転車も候補に入れておくと良いでしょう。
自転車のサイズは一人で乗る場合より小さ目にしましょう。
停車中など、安定して止まれるためには両足がしっかり地面に着くサイズでなければいけません。
また、あまり高くない方が子供の乗せ降ろしをするにも便利です。
自転車を停める際のスタンドやハンドルロックの使いやすさも重要です。
手元の操作でハンドルロックするタイプや、スタンドを立てると自動的にハンドルロックされるものなどがあります。
人によって使いやすいタイプが異なりますので、自転車店で確認してみましょう。
なお、子供乗せ自転車の場合、安定性確保のためにタイヤ幅が太くなっているモデルがあります。
その場合、ラック式駐輪場のレールなどに入らない場合があるので事前に確認しておきましょう。
自転車に子供を乗せる場合、普通の自転車にチャイルドシートをつける、という方法でも対応は可能です。
しかし、子供乗せ自転車は強度や安定感など、様々な面で安全に走行できるよう配慮されています。
なるべくなら子供乗せ専用の自転車を購入するのがおすすめです。
電動アシスト自転車とはペダルを漕ぐ力に応じてモーターの力でアシストし、楽に漕ぐことができる自転車です。
インターネットや量販店などではかなり安い電動アシスト自転車が販売されていることもあります。
しかし、安すぎるとバッテリーの持ちが悪いなどの欠点もあります。
初期投資はかかりますが、しっかりしたメーカー品を選んだ方が、長い目で見て得になることが多いようです。
通勤、通学などで毎日ある程度の距離に利用する場合はバッテリーの容量が大きいものを選びましょう。
バッテリーの寿命は充電回数700~900回が目安となるため、使用頻度が多い場合は容量が大きい方がバッテリーが長持ちします。
電動アシスト自転車は非アシスト車と比べると重量がかなり重くなります。
そのため、女性や高齢者など力のない人が使用する場合は、なるべく軽量のモデルを選んだ方が安全です。
いざという時に踏ん張ることができるように、両足がしっかりつくサイズにするのがおすすめです。
ちなみに、小径の電動アシスト自転車を購入する場合は、駐輪場に注意する必要があります。
ラック式などの場合、メーカーによっては前輪につけられた車速センサーがラックに接触して破損するケースがあります。
マンションやよく行く場所の駐輪場がどのような形状になっているかを確認しておきましょう。
電動アシスト自転車は普通の自転車に比べるとかなり高額です。
失敗のないように、自転車店やメーカーのイベントなどで試乗してから購入しましょう。
ママちゃり、いわゆるシティサイクルには安価なものからある程度高価な価格のものまで、幅広いモデルがあります。
選択肢が多い分、どういった点に注目して選べばよいかは迷いやすいものです。
まずフレームの形状は低床のU字になっているとまたぎ易く、スカートでも乗りやすいので便利です。
フレームの素材はアルミにすると軽量になるため扱いやすくなりますが、ステンレスに比べてさびやすいのが難点です。
駐輪場が屋外であったり、雨の日にも乗る必要があるかなどを考えて、フレームの素材を選びましょう。
買い物の用途で使用する人が多いと思いますが、たくさん買い物しても良いよう、カゴが大きいものを選びましょう。
また、たくさんの荷物を載せても安定しているかどうかを確認しましょう。
最近ではリアキャリア(荷台)がない自転車も多く販売されています。
前カゴだけでは足りない可能性もあるため、なるべく最初から荷台があるものを選びましょう。
必要ならば荷台にカゴを後付することもできます。
スタンドは両足の方が、荷物の乗せおろしの際や駐輪場に停めたときも安定しやすくなります。
変速機能は必須ではありませんが、重たい荷物を載せたときや坂道などでは便利です。
ギアはサビなどに強い内装ギアを選びましょう。
ショッピングセンターなど人の多いところに駐輪する事の多いママちゃりは盗難の標的にもなりやすいものです。
後輪のサークル錠をかけるとハンドルロックがされるなど、盗難防止策がされているものを選ぶと安心です。
通学で自転車を毎日使用する場合、安全性や利便性、耐久性に注意して選びましょう。
安い自転車はたくさん売っていますが、強度などに不安があったり、耐久性に疑問があるものもあります。
安全性や耐久性などを判断する一つの目安としては、BAAマークが貼付されていることです。
フレームやペダルの強度テストやブレーキテストなど独自の検査項目をクリアした自転車のみ貼付できるマークのため、ついていない自転車よりも安全性や耐久性が高いと言えます。
通学途中に坂道などある場合や距離が長い場合、変速機能は必須です。
外装のギアはズボンやスカートをひっかけてしまったり、チェーンが外れやすくなるなどのトラブルが起きやすいため、内装のギアを選び、なるべく4段階以上のものにしましょう。
通学途中にパンクなどのトラブルがあると大変です。
パンクは避けられない場合もありますが、パンクしにくいタイヤを選んだり、タイヤの空気圧に気を付けることで、可能性は減ります。
肉厚のチューブが入っているタイヤなど、耐パンク性のあるタイヤを採用している自転車も候補に入れましょう。
また、安全面を考えると雨の日は自転車には乗らないのが一番ですが、通学用途の場合はそうもいきません。
雨天の通学の事も考えて、雨でもブレーキがしっかり効くものを選びましょう。
自転車のブレーキにはいくつか種類がありますが、ローラーブレーキは雨の日にも強いブレーキです。
夜遅くに帰宅することもあるので、ライトはLEDで暗くなると自動点灯するタイプを選ぶと良いでしょう。
発電機が車軸に内蔵されているとライトが点灯してもペダルが重くならず漕ぎやすいので便利です。
小学生になると、親なしで自転車で出かける場合もあります。
低学年くらいになると自転車に乗ることにも少し慣れてきている子もいるでしょう。
一番重要なのは体格にあったサイズの自転車を選ぶことです。
子供はすぐに大きくなってしまうため、大きめのものを購入したい気持ちもありますが、バランスを考えて選ぶ事が重要です。
自転車の大きさはサドルにまたがった時に、両足のつま先がつくサイズのものを選びましょう。
ある程度自転車に慣れている場合、あまり足がべったりつく高さでは逆に漕ぎづらく感じます。
少し背が伸びてもサドルの高さで調整はできるため、一番下にサドルを下げた状態で確認すると良いでしょう。
そして、ハンドルの形状が子供の体型に合うか、ブレーキがしっかり握れるかを確認します。
また、自転車は意外と重量があるため、子供が自分でスタンドをかけられるかどうかも重要なポイントです。
子供は自転車で転ぶことも多いため、その際に大きなけがにならないよう危険な部品が表面に出ていない作りのものが良いでしょう。
チェーンカバーやボルトキャップがついているものを選択するといざというときのけがを最小限に抑えることができます。
もし習い事などで暗くなってから自転車に乗ることがある場合は、ライトのつけ忘れがないよう自動点灯の物を選びましょう。
タイヤの側面の摩擦で発電するタイプの場合、ペダルが重くなってしまうので、車軸で発電するタイプがおすすめです。
反射板は後方には必ずついていますが、前方や側面にもついているタイプを選ぶとより安全です。
子供用の自転車は、デザインなども大事ですが安全、安心を第一に選びましょう。
最近では、身長80㎝位から乗ることができる自転車などもあり、三輪車には乗せずにいきなり自転車を購入する家庭もあるようです。
幼児が初めて乗る自転車はどのような点に注意して選べばよいのでしょうか。
自転車で一番重要なのはサイズ選びです。
最初の自転車を購入する2歳~5歳くらいでは、12インチ~16インチくらいのサイズから選ぶことになります。
基本的には身長によって適用するインチ数がある程度しぼられます。
しかし、同じインチ数であっても各パーツのサイズや形状が異なるため、必ず実際に子供を乗せてみて選びましょう。
最初の自転車では、サドルを一番下まで下げたときに、両足が地面にしっかりつくサイズがおすすめです。
幼児の場合、補助輪がついているものを購入する場合が多く、基本的には両足がつかなくても安定しています。
しかし、ブレーキだけではうまく止まれない場合があるため、両足がつくものにした方が安心です。
また、2~3歳などのより小さい子の自転車の場合、手押し棒がついているものも人気です。
小さいうちは脚の力が弱く、自分の漕ぐ力だけで自転車を動かすのは意外と難しいものです。
手押し棒があれば子供の漕ぐ力を助け、舵を取ることもできます。
不要になれば取り外しができるものがほとんどですので、子供の様子を見て使っていきましょう。
なお、最近はペダルのついていないトレーニングバイクも人気があります。
ただし、バランス感覚を養うという意味では良いのですが、基本的には公道を走ることはできません。
そのため、自宅の敷地内や公園などでの練習用に限定して使用しましょう。